清掃担当者が「エアコンを確認済み」と書いても、それだけでは正常だったのか、異音がしたのか、電源が入らなかったのか分かりません。チェック欄が1種類だけだと、異常を見つけた項目まで「完了」に埋もれます。

そこで、項目ごとに状態を3つへ分けます。

未完了・完了・問題あり

01未完了

まだ作業・確認していない。チェックインまでに対応が必要。

02完了

施設の完了基準を満たし、追加対応は不要。

03問題あり

確認はしたが、不具合・不足・破損など次の判断が必要。

問題ありは「作業をしていない」という意味ではありません。発見と一次対応まで終わっていても、運営者の判断や修理が残っている状態です。

申し送りは5項目で書く

  1. 場所 — 部屋・設備・備品を特定
  2. 確認した事実 — 推測ではなく見た状態
  3. 一次対応 — 清掃、交換、隔離など実施内容
  4. 残っている対応 — 購入、修理、ゲスト案内など
  5. 期限・担当 — 誰がいつまでに確認するか
申し送り例

場所:2階寝室・ベッド横の照明
事実:スイッチを入れても点灯しない。電球外観に割れなし。
一次対応:予備電球へ交換したが点灯せず。照明の使用を停止。
残対応:配線・器具の点検を手配。
期限・担当:本日15時までに運営担当が次の案内を決定。

在庫不足は「残数」と「必要数」を分ける

「タオルが少ない」では、次の予約に足りるか判断できません。現在の残数、次回の宿泊人数、客室へ設置済みの数、補充が必要な数を記録します。

在庫不足例

バスタオル:保管庫の残数2枚。次回4名分は客室へ設置済み。翌予約の準備用に最低4枚の洗濯・補充が必要。担当:[氏名]、期限:[日時]。

清掃記録に個人情報を増やさない

清掃記録には、作業に不要なゲスト名、旅券情報、暗証番号などを書きません。忘れ物は特徴・発見場所・保管先を管理し、本人確認や返送は予約サイトと施設の正式な手順に分けます。

清掃や衛生の一般的な考え方は、厚生労働省「民泊サービスにおける衛生管理」も参考になります。ただし日常チェックリストは、法定点検や専門業者の確認を代替しません。

完了前の最終確認

  • 未完了が0件、または担当と期限が決まっている
  • 問題ありの全件に、事実と次の対応が書かれている
  • 次回人数・チェックイン時刻に必要な備品がそろう
  • 鍵・窓・火気・水回りを最終確認した
  • 不要な個人情報を記録していない

※例文やチェック項目は一般的な補助資料です。施設の実際の設備・運用、予約情報、予約サイトの規約、自治体や関係機関の案内に合わせ、使用前に必ず確認・調整してください。